cochilo: 2008年10月アーカイブ

重松流祭囃子(じゅうまつりゅうまつりばやし)

なんじゃそれは!

江戸の祭囃子といえば葛西流の流れを汲むものしかないのでは?
と、勝手に思い込んでいましたが、古谷重松という人が広めた別の流派のお囃子であると知り、
意外に近場の所沢市へ行って参りました。

お祭りの名称はそのまんまところざわまつり」です。

ジャズ・ラテンバンド、サンバカーニバル、よさこい、かっぽれ等なんでもありの出し物の中、
山車に乗って演奏されるそれは日常的な風景を一気に吹き飛ばす不思議な異空間を作り出していました。



この天狐の動き、やばいですね~。
マイケル・ジャクソンですね~。

日本のダンスシーンにもこの辺りから派生したものがあるのでしょうか?
ちょっと気になるところです。

ところざわまつり左の写真はひょっとこですが、他にも獅子等様々な演目が披露されていました。

各町ごとにお囃子の団体が組まれ、小さな子供もひょっとこを演じていたりしましたが、とても可愛いらしかったです。





さて、こうも魅力的なものを見せられてはやってみたいと思うのが人情。
ということで、色んな団体に聞いてみましたが、どの団体も各町の代表としてお祭りに参加していて、
その町に住む住人でないとお稽古に参加できないとの事。。

これは少々残念な気もしましたが、そのような体制で未だにお祭りが続いているという頼もしい事実でもありました。


本家重松流祭り囃子の方々右の写真は所沢重松流の団体の中でも、本家にあたるという旭町の本家重松流祭囃子の方々。
演奏も抜群でした!

左から二番目の朝倉涼介さんは忙しいお祭りの最中にもかかわらず、僕のずうずうしい質問に丁寧に答えて下さいました。



「祭囃子の団体を持つ町の住人であることが、お稽古を受ける条件ということは、旭町に住民票を移せば問題ないということですね?」

という僕のアホな質問にも、「それであれば問題ないと思います」と答えてくれたイケメン朝倉さん。
この場を借りてお礼申し上げます。

この重松流祭り囃子、さらっと調べてみたところ現在では福生市、東村山市、あきる野市等広範囲に伝承しているようです。
興味のある方は是非足を運んでみて下さい。

重松流祭囃子保存会
https://www.juma-ryu.jp/

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