祭り: 2009年5月アーカイブ

先日江戸三大祭の一つ神田明神神田祭を見に行って来ました。

同日に亀有警察署での演奏があった為あまり時間は無かったのですが、
仕事の都合上行けるのはこの日限り。
午前中だけでもと見に行ったのです。
というのも、お囃子をやっていると必ず話に上がるのがこの神田祭の神田囃子
これを逃してはまた一年泣き寝入りなのです。

炎天下の中JR御茶ノ水駅を降るとすでにただならぬ雰囲気。
普段どこに居たのかと思うくらい活気に満ちた人達であふれ返っていました。

神田囃子あまり計画性もなく神田明神の鳥居の前まで行ってみると、

やってますやってます。
小気味いい祭囃子!








演奏されている方はさぞかし迷惑だったでしょうが、この機会を逃してはならぬと演奏が終わった直後すぐにお話を伺いました。

この時演奏されていたのは「投げ合い」と呼ばれるアップテンポな曲。
松本社中では四丁目(しちょうめ)とも呼ばれますが基本的には同じ曲でした。
絞め太鼓が一定のリズムを刻み、笛・鉦・大胴がアドリブで盛り上げます。
最後は少し長いキメのフレーズがあり終了。


お話によると宮入りの時はこの「投げ合い」しか演奏されないとのこと。
代表の立野さんという方が演奏しているから行ってみればと薦められ神楽殿へ。



真ん中で絞め太鼓を叩いてらっしゃるのが立野さん。

これまたさぞかしご迷惑だったでしょうが、映像と写真を掲載して良いですかと神楽殿の仕切りから名刺を差し出しご挨拶。
いやな顔ひとつなさらずご丁寧な対応ありがとうございました。
また改めてゆっくりお伺いさせて頂きます。

さてここでも演奏されているのは「投げ合い」

江戸っ子だってねぇ?
神っ田の生まれよぉ~!


って感じの人達が確立*したのが神田囃子だと勝手に思い込んでいるので、
他の曲も聴いてみたいってのが率直な感想でした。


神田囃子保存会の手ぬぐい時間がないので鳥居前で演奏されていた方々にお茶の差し入れをして帰ろうとすると、

「これ持って行きな」

な、なんと神田囃子の手ぬぐいをプレゼントして頂きました。



ひゃ~本気嬉しい!!

今の僕にはプラダのバッグよりも価値があるものに見えてなりません。

神田囃子保存会の方々、お忙しい中お付き合い頂きありがとうございました。
大事に汗をぬぐわせて頂きます!

神田明神

https://www.kandamyoujin.or.jp/index.html
神田囃子保存会
https://www.ne.jp/asahi/pcgnet/home/hayashi.htm

*江戸の祭囃子の発祥は葛西神社です。ここでは神田囃子というジャンルの確立という意味で言ってます。
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