八木節 、八木節、八木節、八木節、八木節 、八木節、、、
もう八木節のことを考えると止まらなくなってしまう僕ですが、
足利、大田と並び八木節の本場である桐生に足を運んだことはまだありませんでした。
現在活動している菅田米穀店芸能部では日本の芸能(ビート)を幅広く紹介していくつもりですが、
目下の対象は民謡です。
民謡は民の謡であり、個人の歌ではありません。
ここは重要なところで、
僕らはあくまでも借り物で演奏してるという意識を捨ててはならないと思っています。
著作権の無い民謡であれ、借り物である以上借してくれる人にお伺いを立てるのは当然の礼儀な訳で。。
では誰にお伺いを立てるのか?
これは当然本場の民だと思っています。
だからこそメンバーには本場出身の人間を入れたいし、現地を訪れる必要があるのです。
さて前置きが長くなりましたが、そんなこんなで群馬県桐生市へ行って参りました。
足利と桐生をつなぐJR両毛線はもう乗っているだけで、八木節気分!
途中に「国定」(国定忠治の国定村)という駅まであり、これで興奮しない八木節ファンはいないでしょう?
同乗した学生を横目で見ながら、
「きっと八木節唄えるんだろうな~」
とか思い勝手に尊敬したりしてました。
*ちなみに写真はわたらせ渓流鉄道
到着後、向かったのは飯塚晃弘さん(本町五丁目の町会長)の経営する洋品店。
この日も注文が入り忙しくしてらしたのですが、
せっかく来たんだからと、早速八木節の演奏が行われる鉾会館を案内して頂ました。
鉾会館に到着すると、
もう既にスタンバイ済み。
威勢のいい掛け声で始まった八木節はトータルの演奏時間
なんと約20分!
途中で歌い手の方が変わったとはいえ、なんたる体力でしょう?
踊りも手ぬぐい、扇子、笠、傘と文字通り手を変え品を変え踊り通しです。
演奏後、安部健治さん(桐生八木節連絡協議会会長)にご挨拶を済まし、
恐る恐る用意していたDVD(僕らの演奏)をお渡しすると、
「見ようや、見ようや」と何故か置いてあったDVDプレイヤーで早速再生。
自分で持っていったくせに何だかえらい恥ずかしかったのですが、
ご好評を頂き是非共演したいですねと畏れ多いお言葉。
「桐生八木節まつり」への出演も、連協(桐生八木節連絡協議会)側はOKとのこと。
連協さんのお墨付きをもらい、意気揚々と町会長の洋品店へ。
幻となりかけた八木節の祭典への出演がこうもすんなりと決まって良いものか?
いえ、さすがにそう簡単にはいかないんですね。
町会長さんによれば場所はあるにはあるものの、
売店が出ていたり他の出し物もあったりで時間の確約ができないとのこと。
「来てもらってできないってんじゃ、申し訳ないから」
いえいえ、突然押しかけて無理な注文してるこちらの方が申し訳ないです。。
ともかく今年は一度様子を拝見させて頂き、来年改めて出演交渉をすることとなりました。
その後お昼までご馳走になり、そろそろおいとましようかと思っていると、町会長がこの人もと紹介してくれたのが
桐生中央商店街振興組合理事
西井憲一郎さん
西井さんは桐生の情報誌「織人」の編集からFM桐生のラジオ番組「織人ラヂオ」への出演と桐生の為に奔走してらっしゃる地元の有志です。
*写真は左から飯塚さん、西井さん。
そしてこれがその「織人」
織物で栄えた町であったことからこの名前が付けられたそうですが、内容も充実したこだわりの情報誌。
僕こういうの大好きです(笑)
桐生の歴史や伝説に焦点を当てた特集は貴重な写真も含め興味をそそられっぱなしでした。
地元に誇りを持ってる姿というのは見ていて気持ちがいいものです。
結局この日、町会長さんにはお土産まで持たせて頂きました。
ただの八木節が好きなヨソモノにお気遣い頂きありがとうございました。
次はまた「桐生八木節まつり」で!
さてさて、今回のまとめとして桐生に行って確信したことを一つ。
桐生に限らず本場を訪れて、何が地元の人を一番喜ばせるか?
それは、ヨソの人が地元の事に興味を持ってくれること。
うちの地元でもそうでした。
何よりも喜んでくれたのは結局、
わざわざ東京の人が踊りを習いに安芸津町まで来てくれたということでした。
これは冒頭で書いた僕の思いとは真逆であり、正直結構ショックでした(笑)
メンバーに本場出身者が居るということは、本場からすれば案外大して重要でない。。
でもよくよく考えれば正調ではないのだから当然の事かな。
何より地元の方に喜んでもらえるのが一番ですからね。
今後は本場であろうが無かろうが、やる気のある方とやっていきます。
ただし、借り物は借り物。
地元を訪れ了解を得る
この一点は決して譲らないつもりです。
いや~、固いな~(笑)
桐生中央商店街
https://www.kiryu.jp/joytown/
織人ラヂオ
https://blog.kiryu.jp/?p=980
もう八木節のことを考えると止まらなくなってしまう僕ですが、
足利、大田と並び八木節の本場である桐生に足を運んだことはまだありませんでした。
現在活動している菅田米穀店芸能部では日本の芸能(ビート)を幅広く紹介していくつもりですが、
目下の対象は民謡です。
民謡は民の謡であり、個人の歌ではありません。
ここは重要なところで、
僕らはあくまでも借り物で演奏してるという意識を捨ててはならないと思っています。
著作権の無い民謡であれ、借り物である以上借してくれる人にお伺いを立てるのは当然の礼儀な訳で。。
では誰にお伺いを立てるのか?
これは当然本場の民だと思っています。
だからこそメンバーには本場出身の人間を入れたいし、現地を訪れる必要があるのです。
さて前置きが長くなりましたが、そんなこんなで群馬県桐生市へ行って参りました。
足利と桐生をつなぐJR両毛線はもう乗っているだけで、八木節気分!
途中に「国定」(国定忠治の国定村)という駅まであり、これで興奮しない八木節ファンはいないでしょう?
同乗した学生を横目で見ながら、
「きっと八木節唄えるんだろうな~」
とか思い勝手に尊敬したりしてました。
*ちなみに写真はわたらせ渓流鉄道
到着後、向かったのは飯塚晃弘さん(本町五丁目の町会長)の経営する洋品店。
この日も注文が入り忙しくしてらしたのですが、
せっかく来たんだからと、早速八木節の演奏が行われる鉾会館を案内して頂ました。
鉾会館に到着すると、
もう既にスタンバイ済み。
威勢のいい掛け声で始まった八木節はトータルの演奏時間
なんと約20分!
途中で歌い手の方が変わったとはいえ、なんたる体力でしょう?
踊りも手ぬぐい、扇子、笠、傘と文字通り手を変え品を変え踊り通しです。
演奏後、安部健治さん(桐生八木節連絡協議会会長)にご挨拶を済まし、
恐る恐る用意していたDVD(僕らの演奏)をお渡しすると、
「見ようや、見ようや」と何故か置いてあったDVDプレイヤーで早速再生。
自分で持っていったくせに何だかえらい恥ずかしかったのですが、
ご好評を頂き是非共演したいですねと畏れ多いお言葉。
「桐生八木節まつり」への出演も、連協(桐生八木節連絡協議会)側はOKとのこと。
連協さんのお墨付きをもらい、意気揚々と町会長の洋品店へ。
幻となりかけた八木節の祭典への出演がこうもすんなりと決まって良いものか?
いえ、さすがにそう簡単にはいかないんですね。
町会長さんによれば場所はあるにはあるものの、
売店が出ていたり他の出し物もあったりで時間の確約ができないとのこと。
「来てもらってできないってんじゃ、申し訳ないから」
いえいえ、突然押しかけて無理な注文してるこちらの方が申し訳ないです。。
ともかく今年は一度様子を拝見させて頂き、来年改めて出演交渉をすることとなりました。
その後お昼までご馳走になり、そろそろおいとましようかと思っていると、町会長がこの人もと紹介してくれたのが
桐生中央商店街振興組合理事
西井憲一郎さん
西井さんは桐生の情報誌「織人」の編集からFM桐生のラジオ番組「織人ラヂオ」への出演と桐生の為に奔走してらっしゃる地元の有志です。
*写真は左から飯塚さん、西井さん。
そしてこれがその「織人」
織物で栄えた町であったことからこの名前が付けられたそうですが、内容も充実したこだわりの情報誌。
僕こういうの大好きです(笑)
桐生の歴史や伝説に焦点を当てた特集は貴重な写真も含め興味をそそられっぱなしでした。
地元に誇りを持ってる姿というのは見ていて気持ちがいいものです。
結局この日、町会長さんにはお土産まで持たせて頂きました。
ただの八木節が好きなヨソモノにお気遣い頂きありがとうございました。
次はまた「桐生八木節まつり」で!
さてさて、今回のまとめとして桐生に行って確信したことを一つ。
桐生に限らず本場を訪れて、何が地元の人を一番喜ばせるか?
それは、ヨソの人が地元の事に興味を持ってくれること。
うちの地元でもそうでした。
何よりも喜んでくれたのは結局、
わざわざ東京の人が踊りを習いに安芸津町まで来てくれたということでした。
これは冒頭で書いた僕の思いとは真逆であり、正直結構ショックでした(笑)
メンバーに本場出身者が居るということは、本場からすれば案外大して重要でない。。
でもよくよく考えれば正調ではないのだから当然の事かな。
何より地元の方に喜んでもらえるのが一番ですからね。
今後は本場であろうが無かろうが、やる気のある方とやっていきます。
ただし、借り物は借り物。
地元を訪れ了解を得る
この一点は決して譲らないつもりです。
いや~、固いな~(笑)
桐生中央商店街
https://www.kiryu.jp/joytown/
織人ラヂオ
https://blog.kiryu.jp/?p=980
はじめまして。
民謡や八木節など、いろいろ検索していてたどり着きました。長野の民謡好きです。
こちらのブログの内容がとてもおもしろくて、いきなりでしたが、コメントさせていただきました。
日本的ビートという言葉、いいですね。自分もこうしたことに関心があります。まだ十分、過去の記事を拝見しておりませんが、徐々に読ませていただきます!
突然のコメントで失礼しました。またのぞかせていただきます。
線翔さん、コメントありがとうございます。
サイトも拝見させて頂きましたが、すごい情報量ですね!
恐れ入りました(*_*)
勉強させていただきます。
僕は日本の音楽の中でも特にビートに焦点を絞って色々見て回っていますが、
本当に日本には素晴らしい文化が沢山あって誇らしいです。
日本人自身の意識が戻ってきつつある今、
少しでも多くの方とこの気持ちを共有したいと思っています。
ご丁寧にレス、ありがとうございます!
ビートに焦点をあてられるのはステキです。「チョチョンガチョン」を聴くと「△△音頭」だと思われるのもどうかと思いますので…(笑)。
長野の「追分節」に7拍子に聞こえる三味線があります。自分の好きな盆踊りにも不思議なステップの曲があります。民謡もcochiloさんのように、ていねいに分析して聴いてみる必要があると思います。
こちらのブログの中身が、自分にはおもしろく、関心深く、楽しいです。ステキな文章も多くていいです。「お気に入り」登録してあります。また、のぞかせていただきます!
>「チョチョンガチョン」を聴くと「△△音頭」だと思われるのもどうかと思いますので…(笑)。
ホントそうですね。
日本のリズムはこれですって一言で表現できるほど単純ではないし、
民謡なんて変拍子の嵐ですよね。
日本のリズムはダサいなんていう人は知らないだけだと思います。
現地調査の為長野にも行く機会があると思いますので、
その時はお会いできるといいですね。
本当に嬉しいコメントありがとうございました。
>日本のリズムはダサいなんていう人は知らないだけだと思います。
全く、同感です。知らないだけで、むしろ欧米より複雑で魅力的なのもあると思います!
失礼ながら、安芸津町三津盆踊り唄は知らなかったのですが、動画拝見して、おもしろいと思いました。瀬戸内に多い、「盆踊り口説」なのでしょうか?でもテンポが急に変わったり、雰囲気が変化したりして、おもしろさが伝わります!
>現地調査の為長野にも行く機会があると思いますので、
地元にいても知らないことが多いと思いますので、ぜひいろいろ教えてください!そしてこちらのブログから、全国へ発信してください!
>その時はお会いできるといいですね。
ぜひ!(笑)